サムスングループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が14日、カナダとアメリカに向かいました。
ことし8月に仮釈放されてから初めての海外出張となる李副会長は、14日午前、金浦空港からチャーター機で出国しました。
出発前に記者団の取材を受けた李副会長は、アメリカでの新規の半導体委託生産ファウンドリーの投資について聞かれたのに対し、「様々なアメリカのパートナーに会う予定だ」と答えました。
また、新型コロナワクチンと関連し、モデルナの関係者に会うかという質問に対しては、「その予定だ。モデルナの本社があるボストンに向かう」と答えました。
李副会長は今回の出張で、アメリカの新規ファウンドリー工場の敷地を決めるものと見られています。
李副会長はまず、カナダにあるサムスン電子の人工知能研究センターを訪問したあとアメリカに渡り、ファウンドリー工場の敷地などについて最終調整すると伝えられました。
サムスン電子はすでにアメリカでのファウンドリー工場の増設におよそ20兆ウォンを投資する計画を発表していて、現在アメリカ・テキサス州のタイラーとオースティンなどを工場の候補地として検討しています。
サムスン電子がアメリカに建設するファウンドリー工場は、ファウンドリーの世界市場でサムスン電子が台湾のTSMCを追撃するための足掛かりとされています。
台湾TSMCはすでに、アメリカ・アリゾナ州にファウンドリーの建設を進めていて、2024年の完成を目標にしているため、サムスン電子も速やかにアメリカへの投資を確定しなければならない状況です。
まだ最終候補地は確定していませんが、現時点では税制支援策を決めたテキサス州のタイラーが有力だとされています。