中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの新たな感染者は15日午前0時までに新たに2006人が確認され、累計で39万7466人となりました。
このうち、国内での感染は1986人で、のこりの20人は海外からの入国者でした。
重症者は471人となり、10日連続で400人台を記録しました。
死者は12人増えて累計で3115人、致死率は0.78%となりました。
新型コロナワクチンの2回目の接種まで終えた人は総人口の78.1%となりました。
中央災害安全対策本部は15日の定例記者会見で、「段階的な日常回復が始まって1週間で1日の感染者の平均が2000人を超えたうえ、重症患者も400人以上が続いている」とし、「1日の感染者が1万人発生しても対応できるように在宅治療も改善する」という方針を示しました。
そのうえで、「すでに行政命令などを通して、1日に7000人の患者が発生しても対応できるように病床を準備した」と説明しました。
中央事故収集本部によりますと、14日午後5時時点でソウルと仁川(インチョン)、京畿道(キョンギド)地域の新型コロナの重症患者専用の病床稼働率は76.4%でした。
また、児童・青少年をはじめとするワクチンの未接種者1000万人あまりが感染拡大の要因であるとの分析が出ているほか、ワクチン接種を終えた高齢層のブレイクスルー感染も増加傾向にあるため、療養病院などでの病床不足も確認されました。
これについて政府は、「感染者数の半分がワクチン接種完了者だ」とし、「政府の感染対策『社会的距離の確保』という安全装置がなくなっただけに、前よりもさらに徹底してマスクの着用をはじめ手洗いや換気、ウイルス検査などを行う必要がある」と強調しました。