中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの新たな感染者は16日午前0時までに新たに2125人が確認され、累計で39万9591人となりました。
重症者は24人増えて495人となり、過去最多を更新しました。重症者は11日連続で400人台となっています。
亡くなった人は22人増えて累計で3137人になりました。致命率は0.79%です。
重症者の増加により、病床不足が心配されています。
中央事故収拾本部によりますと、15日午後5時現在の首都圏の新型コロナ重症病床使用率は76.1%で、政府が「段階的な日常回復」いわゆる「ウィズコロナ」の実施を中止する「非常計画」を発動する基準の一つとして提示している「重症病床使用率75%」を上回っています。
当局は16日午前、会議を開き、行政命令に基づいて準重症患者病床を迅速に確保することなど、病床をさらに確保するための方法について議論しました。
中央事故収拾本部の孫映莱(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は16日、ラジオのインタビューに応じ、重症病床使用率が高くなっていることについて、「このままでは危険」との認識を示したうえで、「重症者が増えているのは、高齢者の感染が増えていることが要因だ。ウィズコロナを中止して規制を強化するより、高齢者の感染や療養病院・施設などでの集団感染を防ぐことが重要だ」と述べました。