韓国に滞在する外国人のうち、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人の割合が7割を超えました。
政府はこれまで不法滞在者を含め、韓国に滞在している外国人のワクチン接種を進めるため、不法滞在をしている外国人がワクチンを接種する場合、出入国管理局に関連情報を通知することを免除し、違法滞在を自己申告したらインセンティブを与えるなどの対策を行ってきました。
政府によりますと、ことし8月28日時点の滞在資格を持つ外国人のワクチン接種完了率は32.3％、不法滞在者は5.7％にとどまっていましたが、およそ3か月後の11月16日時点では、滞在資格を持つ外国人は71.7％、不法滞在者は74.6％と、いずれも7割を超えました。
また、韓国国内で確認された感染者に占める外国人の割合は、先月13日時点で21.7％だったのが、今月16日時点で6.2％と大幅に下がっています。
政府は、「感染対策の死角にいる外国人のワクチンの接種率を高めるため、年末まで引き続き対策に取り組んでいく」と述べました。