中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの新たな感染者は17日午前0時までに新たに3187人が確認されました。
このうち国内での感染は3163人で、残りの24人は海外からの入国者でした。
新型コロナの新たな感染者が3000人台を記録したのは、ことし9月25日に3270人を記録して以降、初めてです。
全国的に感染者の数が増えていますが、特に首都圏で感染が急増しています。
地域別に見ますと、ソウルではこれまででもっとも多い1432人、京畿道(キョンギド)で956人、仁川(インチョン)で157人と、全体に占める首都圏の感染者数の割り合いは、80.5%となっています。
亡くなる人も増加傾向にあり、16日には21人が確認され、段階的な日常回復、いわゆる「ウィズコロナ」にシフトした11月に入って、17日連続で2桁となっています。
重症患者は27人増えて522人となりましたが、重症患者が500人を超えたのは初めてです。
一方、全国の重症患者病床の稼働率は16日午後5時時点で62.6%、ソウルの重症患者病床は80%を超え、病床不足も懸念されています。
政府は、「ウィズコロナ」を中断する非常計画基準の一つとして、重症患者病床の稼働率75%を提示していますが、ソウルをはじめとする首都圏では、すでにこの基準を超えています。