政府の新型コロナウイルス感染対策が、「段階的な日常回復」、いわゆる「ウィズコロナ」にシフトしたことを受け、済州(チェジュ)特別自治道は、外国人が済州島をビザなしで旅行できる制度の再開を、政府に要請する方針を明らかにしました。
政府は、新型コロナの感染拡大防止のため、去年2月から外国人が済州島をビザなしで旅行できる制度を中断しました。
済州島には今月25日に、新型コロナワクチンの接種を完了した人が、隔離なしで往来できる「トラベルバブル」の協定を結んだシンガポールからの団体観光客が訪れる予定で、済州道は低迷しているインバウンド市場の活性化に向け、アジア人向けの広報マーケティングを強化する方針です。
また、国土交通部は、地方の空港の国際線運航を段階的に拡大する計画を表明し、済州国際空港の国際線の運航再開や、クルーズ船の運航再開などにも期待が集まっています。