犬の食用禁止の是非をめぐって議論が続くなか、政府は来週25日に「犬の食用問題解決のための議論推進計画」を発表し、犬の食用禁止の議論に本格的に乗り出す考えを明らかにしました。
政府は、先月から行ってきた関係官庁による会議で、社会的な合意に基づいて犬の食用禁止の是非を判断することで一致したと説明しました。どのような手続きを経て社会的な合意を得るかについては25日の会議後に発表するということです。
韓国では、犬の食用の是非をめぐって、長年にわたり賛否が分かれていましたが、最近では犬や猫をペットとして飼う世帯が多くなるにつれ、犬の食用を反対する声が強まっていて、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、ことし9月、「犬の食用禁止を慎重に検討する時期がきた」として関係機関に検討を指示したことで、議論が一層加速していました。