アメリカ国務省は、現地時間の18日にワシントンで行われた外務次官協議で、韓日米の協力の重要性を改めて確認したと明らかにしました。
これはワシントンで18日、シャーマン国務副長官と森健良外務事務次官による会談が行われたあと、アメリカ国務省の報道官が発表したもので、それによりますと「会談では‘21世紀における地球規模の課題’に取り組むため、韓日米3か国の協力が重要との認識で一致した」ということです。
韓日米の協力の重要性を改めて強調することで、韓日関係の仲裁をはかる狙いがあると受け止められています。
前日にアメリカで開かれた韓日米外務次官協議では、予定されていた共同会見が、独島(トクト=日本でいう竹島)をめぐる韓日関係の対立を理由に日本側が拒否したため、急きょ、取りやめになっています。
17日に単独で会見したアメリカのシャーマン国務副長官も、「協議は非常に建設的」だったとして、「韓米日3か国の枠組みがいかに重要で強力かをはっきり示すものだ」と強調しています。
バイデン政権は、発足当初から韓日米の協力を重視する姿勢を取り続けていますが、ワシントンで行われた韓日米外務次官会談で韓日の外交次官が共同記者会見に出席せず、悪化した韓日関係が3か国の連携強化の足かせとなっていることが改めて浮き彫りとなりました。