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サイエンス

韓国の核融合炉「KSTAR」 1億度で30秒持続に成功

Write: 2021-11-22 13:30:18

韓国の核融合炉「KSTAR」 1億度で30秒持続に成功

Photo : YONHAP News

韓国が開発を進めている将来のエネルギー電源・核融合装置「KSTAR」が、1億度のプラズマ温度を30秒持続するのに成功しました。
韓国核融合エネルギー研究院が22日、発表したところによりますと、韓国の核融合装置「KSTAR」で1億度のプラズマ温度を30秒間持続するのに成功したということです。
「KSTAR」は、太陽内部で起きている「核融合反応」を人工的に作り出しエネルギーを取り出す超電導核融合研究装置です。
研究院は2008年から、この研究の核となる、プラズマ温度を長時間持続する技術の確保に努めています。
去年は20秒間持続するのに成功し、世界でもっとも長い時間を記録しましたが、高い加熱性能と、強力な磁場など、プラズマ制御技術をさらに改善させ、核融合のための次世代型のプラズマ操作技術の安定性を高め、去年の記録を10秒延ばすことができました。
研究院は5年後の2026年までに、1億度のプラズマ温度を300秒持続することを目指します。
このため、電源装置を改善するほか、内壁の温度上昇を抑えるためのタングステンダイバーターを設置する方針です。
研究院の関係者は、「核融合エネルギーは、太陽エネルギーの原理の核融合反応を通じてエネルギーを作るもので、二酸化炭素が発生しないクリーンエネルギーとされる。核融合の中核技術をいち早く確保することで、真のエネルギー強国になることを目指す」と話しています。

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