韓国政府はCPTPP=環太平洋パートナーシップに関する包括的先進的協定への加盟を本格的に進める方針を明らかにしました。
洪楠基(ホン・ナムギ)経済副総理兼企画財政部長官は13日、対外経済長官会議を開き、このなかで「CPTPPへの加盟の手続きを始める」と述べました。
CPTPPは、TPP=環太平洋パートナーシップ協定からアメリカが脱退したことを受けて、日本、オーストラリア、メキシコなど残る11か国が2018年に発足させた枠組みです。
CPTPPはおととしの時点で、世界貿易の15%を占めるほか、自由化の水準も、ほかのFTA=自由貿易協定に比べて高くなっています。
洪副総理は、「最近、中国と台湾がCPTPPへの加盟を申請したほか、来年初めには世界最大のFTAであるRCEP=地域的な包括的経済連携が発効するなど、アジア太平洋地域の経済秩序が大きく変化している。韓国政府もCPTPPへの加盟について、これ以上検討の段階にとどまってはいられなくなった」と説明しました。
また政府はCPTPPに備えて、水産補助金、デジタル通商、衛生検疫など韓国国内の制度を着実に整備してきたと強調しました。
今後は多様な利害関係者との社会的議論などを踏まえて、加盟に向けた本格的な手続きを始めるということです。
一方、オーストラリアのモリソン首相は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談後の共同記者会見で、「韓国はCPTPPに近く加盟する予定で、これを歓迎する」と話しています。