鳥インフルエンザが韓国だけでなく、世界各国で広がっていて、食品価格の上昇をもたらしています。 
韓国ではこの1か月間、忠清南道（チュンチョンナムド）天安（チョナン）など全国11か所の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されました。
ことし5月以降、ヨーロッパやアジアなど41か国で鳥インフルエンザが流行し、鶏肉や卵の供給量が減っていることから、食品価格の上昇にもつながっています。
世界の鶏肉など肉類の価格は1年前に比べて16%上がり、この7年間でもっとも高くなりました。
韓国では、卵30個入りのパックの小売価格が平均6200ウォン台と、1か月前に比べて4%以上上昇しました。
韓国のフライドチキン大手2社もすでに価格を引き上げたり、これから引き上げる方針です。
感染がさらに広がる恐れがありますが、養鶏場によってはずさんな管理が続いているため、政府は、養鶏場の消毒など感染防止対策を怠った場合、補償金の削減や過料を科すなどの措置を取るとして、対策の徹底を呼びかけています。