中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は14日午前0時までに、新たに5567人が確認されました。
重症患者は30人増えて906人、死者は94人増えて、4387人になり、過去最多を更新しています。
死者の90%以上は60歳以上の高齢者で、重症患者の85%も、60歳以上だということです。
新たな変異株、オミクロン株の感染者は5人増えて、合わせて119人になりました。
保健当局がオミクロン株の感染者について分析したところによりますと、全体の24%が無症状で、そのほかは軽い症状だったということです。
デルタ株に比べて、感染力は強いものの、重症度は低いとみられます。
全国の重症患者向けの病床の使用率は81.8%で、首都圏では86.2%に達していて、医療人員などを考慮すると、事実上余力のない状態になっています。
保健当局は、「ワクチンの効果が低下しているなか、オミクロン株が新たに登場したため、新型コロナワクチンの3回目の接種は欠かせない」と話しています。
3回目の接種を終えた人は、総人口の13.9%となっています。