中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は15日午前0時までに新たに7850人が確認され、累計で53万6495人になりました。
これは、韓国で初めて新型コロナの感染者が確認された去年初め以降,
最多記録で、今月8日に記録したこれまでの最多記録よりも676人多くなっています。
なかでもソウルは新たな感染者数が3166人で初めて3000人を超え、京畿道(キョンギド)2299人、仁川(インチョン)476人と、首都圏だけで5941人となっています。
重症患者は964人となり、2日連続で900人を超えました。
亡くなった人は70人増えて過去3番目に多く、これまでに亡くなった人は合計で4456人となっています。
政府が先月1日から新たな感染予防体制「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」を始め、飲食店の営業時間制限をなくすなど規制を緩和して以降、人々の活動が増え、感染者数は急速に増加しています。
金富謙(キム・ブギョム)国務総理は15日、私的な集まりの人数制限の強化と飲食店など不特定多数の人が利用する施設の時短営業を検討すると発表し、事実上「段階的な日常回復」を中止する方針を明らかにしました。
具体的な措置は17日に発表され、年末まで2週間実施される見通しです。
首都圏の私的な集まりは4人までに縮小され、営業時間に制限がなかった飲食店・カフェをはじめとする施設の営業時間も午後10時、または深夜0時までなどと短縮される可能性があるとみられています。
新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は総人口の81.4%で、3回目の追加接種を済ませた人は総人口の15.5%となっています。
ワクチン接種後のブレークスルー感染の割り合いは2週間前は27.5%だったのが先週は64.9%に上昇し、政府は3回目の接種を積極的に呼びかけています。