外交部は16日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が先月、日本の林芳正外相の就任を受けお祝いの書簡を送ったのに対し、林外相が返信をしたと明らかにしました。
外交部によりますと、今月初旬にイギリスで開かれたG7=主要7か国外相会合の前に林外相が返信を送ったとのことです。
外交部は林外相の返信について「基本的にお祝いのあいさつに感謝するという言葉と、韓日関係に関する内容が書かれていた」と述べました。
鄭長官は、林外相の就任当日である先月10日に、お祝いの書簡を送りましたが、当時林外相からの返信はなく、電話会談も行われなかったことから、冷え込んだ韓日関係をめぐり、懸念を示す声が出ていました。
鄭長官と、林外相は今月11日に、G7外相会合の夕食会で初めて面会し、両国関係などについて意見を交わしました。この時、鄭長官は歴史問題に関する韓国政府の立場を伝え、林外相も日本の基本的な立場を説明し韓国側の適切な対応を強く求めたということです。