政府の感染対策が「段階的な日常回復」から「社会的距離の確保」に再び強化されてから3日目となる20日、新型コロナウイルスの感染者は5318人が新たに確認され、累計で57万414人になりました。
重症患者は997人で、1週間連続で900人台となっています。
政府は、3800あまりの病床を追加で確保しましたが、19日午後5時の時点で全国の重症患者向けの病床の使用率は80.9%に達しています。
入院待機者数は500人以上となっています。
このため政府は、国立大学病院に追加の医療人員を投入するほか、生活治療センターや在宅療養者向けの外来診療センターの設置なども積極的に支援する方針です。
検査遅れの問題については、全国34か所の選別検査所を新たに設け対応するとしています。
一方、全国の学校で行われていた全面的な対面授業は、実施から1か月で中止となりました。
幼稚園児と小学1,2年生は毎日登園・登校しますが、小学3年生から6年生までは定員の4分の3まで、中学・高校生は定員の3分の2までと、登校人数を制限します。
感染拡大が収まらないソウルの場合は、小学3年生から6年生までは、定員の半数だけが登校するよう制限が強化されています。