大晦日の31日から年始の2日にかけて、初日の出が見られる全国の国立公園への入場が制限されることになりました。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためで、除夜の鐘や初日の出はオンラインで見て欲しいと呼びかけています。
環境部と国立公園公団によりますと、31日午後3時から元日の午前7時までと、元日午後3時から2日午前7時までの2回にわたって、北漢山(プッカンサン)、漢拏山(ハンラサン)、雪岳山(ソラクサン)、智異山(チリサン)、太白山(テベクサン)など全国21の国立公園への立ち入りが禁止されます。
大晦日の日の入りや元旦の初日の出を見るため、大勢の人が集まり、新型コロナウイルスの感染が広がるのを防ぐためで、この期間には、初日の出を見る行事がすべて禁じられ、国立公園の駐車場も利用できません。
国立公園公団は、代わりに動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて、智異山の天王峰(チョンワンボン)など4か所から眺める初日の出を生中継する予定です。
またソウル都心の鍾路区(チョンノグ)にある鐘楼・普信閣(ポシンガク)で1953年から67年間毎年行われてきた「除夜の鐘」の行事は、去年に続いてことしもオンラインで行われます。
ソウル市によりますと、「除夜の鐘」の行事は31日午後11時30分からソウル市のユーチューブチャンネルやフェースブック、放送局などを通じて放送されるということです。
除夜の鐘の行事には、東京オリンピックのアーチェリー女子の金メダリスト、アン・サン選手や韓国ドラマ「イカゲーム」に出演した俳優オ・ヨンスさんなど市民の代表10人を含む14人が参加し、33回鐘をつきます。