韓国と日本、アメリカの3か国による国防相会談を来月アメリカ・ハワイで行う方向で調整しているもようです。
NHKが防衛省関係者の話として28日、報じたところによりますと、徐旭(ソ・ウク)国防部長官と日本の岸防衛相、それにアメリカのオースティン国防長官による会談を来月中旬に、アメリカのハワイで開催する方向で調整が進められているということです。
実現すれば、韓日米3か国の国防相会談はおととし11月にタイ・バンコクで開催されて以来、2年ぶりとなります。
ことし10月1日には、韓日米3か国の国防担当高官が北韓のミサイルへの対応策などをめぐって電話協議を行い、3か国の安全保障での協力の重要性を再確認し、国防相を含むハイレベルの交流を模索することで一致しています。
また徐長官とオースティン長官は今月2日にソウルで会談し、核やミサイルの開発を進める北韓への対応で韓日米3か国の協力が重要だという認識で一致しています。
NHKは、今回の会談でも、北韓による弾道ミサイル発射が相次ぐなか、北韓の非核化や国連決議に違反する弾道ミサイルの発射実験の停止などの実現に向けて対応を協議するものとみられると報じました。
ただ、新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株の感染状況を見極めたうえで、対面で開催するかどうかを最終判断するということです。