新たな変異株「オミクロン株」の感染者と濃厚接触した人について、政府は、14日間としていた隔離期間を来週からは10日間に短縮すると発表しました。
これまでオミクロン株の感染者と濃厚接触した人は、症状の有無に関係なく14日間の隔離が義務付けられましたが、来週からは10日間に期間が短縮されます。
保健当局は、「これまでオミクロン株について科学的に明らかになっていないことが多いことから、隔離期間を14日としていたが、これまで集められた資料を基に、オミクロン株感染者の濃厚接触者の隔離期間は10日間とすることが適切であるという結論を下した」と説明しました。
一方、最近アメリカのCDC=疾病対策センターが、新型コロナウイルスに感染した人の隔離期間を、これまで推奨していた10日間から、5日間に短縮したことについて、保健当局は「アメリカと同じ水準に隔離期間を短縮するべきかどうかを判断できる根拠は今はない」として、隔離期間をさらに短縮することは、今のところ検討していないという考えを示しました。