軍部隊で新型コロナの変異株、オミクロン株の感染者が初めて確認されました。
オミクロン株に感染していることが確認されたのは、京畿道（キョンギド）烏山（オサン）市にある空軍部隊の兵士2人と、大田（テジョン）にある国防部直属部隊の幹部1人の合わせて3人で、いずれも２回のワクチン接種を受けているにもかかわらず感染したブレイクスルー感染で、頭痛など軽い症状があるということです。
このうち烏山市の空軍部隊では、26日に民間の医療施設でPCR検査を受けた兵士3人が陽性判定だったことから、隊員153人にPCR検査を行ったところ、さらに4人が陽性判定を受け、前日の3人を合わせて全部で7人の感染が確認されました。このうちオミクロン株に感染した人は2人でした。
また大田市の国防部直属部隊に勤務する幹部は22日、軍の医療機関のPCR検査で新型コロナに感染したことが確認され、変異株検査で、24日、オミクロン株への感染が確認されました。
オミクロン株に感染した、合わせて3人について、軍当局は、外出や警備業務などで外部の人と接触した際に感染したものとみています。軍はオミクロン株が感染力が強いことから、クラスターが発生することが懸念されるとして状況を注視しています。