慰安婦支援団体の「正義記憶連帯」は、29日、ことし最後となる反日行動の「水曜集会」を開き、ことし亡くなった慰安婦被害者を追悼しました。
正義記憶連帯は、正午からソウル鍾路(チョンノ)区の旧日本大使館前の歩道にある慰安婦像横の聯合ニュース本社前で1524回目の水曜集会を開きました。
主催者は「ことしは3人の韓国人被害者が亡くなった」と述べ、中国やフィリピンでも慰安婦被害者が亡くなったことを明らかにしました。
そして追悼の辞の朗読に続いて黙とうと献花を行いました。
正義記憶連帯は、6周年を迎えた韓日慰安婦合意について、28日、「被害者が排除されたまま結ばれた外交的合意」だとして、「被害者は侮辱され二次被害を受けた」と批判しました。
また、水曜集会が来年30周年を迎えることに触れ、日本政府に対して慰安婦被害者に謝罪と真相究明を約束するよう求めました。
ことし、3人の慰安婦被害者が亡くなったことで、政府に登録されている慰安婦被害者は13人となりました。