政府は新型コロナの変異株・オミクロン株の感染拡大を防ぐため、新年の1月2日までとしている「社会的距離の確保」の特別強化措置をさらに2週間延長することにしました。
金富謙(キム・ブギョム)国務総理は31日、中央災害安全対策本部の会議で、「感染力の強いオミクロン株が国内で拡散する前に備える時間が必要なため、現在の社会的距離の確保措置を2週延長する」と述べました。
これによって、今回の措置は来月3日から16日まで適用されます。
金総理はまた、「多くの人が集まるデパートや大型スーパーに対しては、ワクチンの接種完了やPCR検査の陰性を証明する防疫パスの提示を義務付ける」としています。
さらに小中高校生の塾利用に適用するとしていた「青少年防疫パス」については、新学期が始まる来年3月から1か月間の広報期間を経て、適用するとしています。
韓国では、新型コロナの感染拡大に歯止めがかからないことから、12月18日から来年1月2日までのおよそ2週間、政府の感染防止強化措置「社会的距離の確保」を発動しています。この強化された対策では、私的な集まりは4人までと制限され、カフェや飲食店など、不特定多数が利用する一部の施設の営業時間が午後9時までに短縮されています。