自営業者らは政府の防疫対策に反発し、営業が規制される午後9時が過ぎても店の明かりをつける、いわゆる「点灯デモ」を開始しました。
全国自営業者非常対策委員会は6日、食堂や遊興施設などの営業が制限される午後9時が過ぎても店の明かりをつけておく「点灯デモ」に突入したと明らかにしました。
同委員会は、「これ以上自営業者の犠牲だけを強要する政府の防疫政策には耐えられない」とし、現場の声に耳を傾けないまま、自営業者たちが犯罪者にならざるを得ない防疫政策を今すぐ撤回するよう強く求めました。
また、営業制限を直ちに緩和したうえで、自営業者への資金の貸し出しではなく、実際に被った損失を全額保証するよう促しました。
点灯デモは7日から14日まで行われるということで、10日には国会の前で糾弾デモを行い、現在の防疫対策が延長された場合は、営業を強行するなど、さらに強力な行動に乗り出すと明らかにしました。
一方、不特定多数の人が利用する施設に入る際に新型コロナのワクチン接種を完了したことや、PCR検査での陰性を証明する「防疫パス」の提示について、ソウル行政裁判所は、現職の医師など1000人あまりが、防疫パスの執行停止を求めた訴訟の1回目の審問を行います。
これを前に裁判所は今月4日、私教育団体などが起こした執行停止訴訟について、塾やスタディーカフェなどに対する防疫パスの適用を中断するよう言い渡しました。
こうしたなか、食堂やカフェなどで利用者が新型コロナワクチンを接種したか確認する電子出入名簿システムのサーバーで昨日5時間以上、接続が遅れる障害が発生し、自営業者と利用者が不便を被りました。