新型コロナウイルスの飲み薬が13日、韓国に到着し、今週中に処方と投与が行われる見通しです。
中央災害安全対策本部は12日午前、政府庁舎で開かれた定例記者会見で、新型コロナの飲み薬の導入に関する計画を発表しました。
防疫当局は現在、アメリカの製薬大手ファイザーの「パクスロビド」76万2000人分と、同じくアメリカの製薬大手MSDの「モルヌピラビル」24万2000人分の、合わせて100万4000人分の調達契約を結んでいて、韓国の食品医薬品安全処はMSDのモルヌピラビルに対する緊急使用を承認しました。
ファイザーのパクスロビド2万人分が13日午後12時5分ごろ、仁川空港に到着する予定で、重症化のリスクが高い成人や12歳以上で体重40キロ以上の小児患者に使われる予定です。
また、無症状の患者には投与されず、症状が現れてから5日以内に投与しなければならないということです。
防疫当局は、供給量が十分でない初期は、在宅治療者と生活治療センターの入所者のなかで重症化リスクが高い患者のうち、特定の年齢以上、もしくは免疫が低下していると分類された感染者などに投与し、供給体制が安定したら処方対象を全体に拡大する方針です。
また、処方・調剤費用のうち、自己負担金は政府が支給し、外国人と健康保険に加入していない場合も、政府が自己負担金を支援するということです。