中央防疫対策本部によりますと、26日午前0時までの新たな感染者は1万3012人で、初めて1万人を超え、これまでで最も多くなりました。
1日の新たな感染者数はこれまで最も多かった前日の8571人を4441人上回っています。
これまで主流だったデルタ株より感染力が2倍以上強いオミクロン株が感染の主流になったことで、1日の新たな感染者数は、連日大幅に増えていますが、重症患者と死者の増加にはつながっていません。
重症患者は7人減って385人で、亡くなった人は32人増えて合わせて6620人になり、致命率は0.87%となりました。
2回目のワクチン接種を完了した人は総人口の85.5%で、3回目の接種を済ませた人は50.3%となっています。
保健当局はオミクロン株が主流となったことを契機に、医療体制への負担を軽減するため、検査・防疫体制を転換します。
オミクロン株が多い光州(クァンジュ)市、全羅南道(チョンラナムド)、京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)市と安城(アンソン)市の4つの地域は26日から検査・防疫体制を転換し、その他の地域は29日に転換します。
これにより、全国の256の検査所では、重症化のリスクが高い高齢者などを除いた人は迅速抗原検査を受け、来月3日からは全国の呼吸器専門クリニック431か所と指定病院・医院でも迅速抗原検査を受けられるようになります。
迅速抗原検査で陽性と判明すればPCR検査を受けます。
政府は、ソルナル=旧正月の帰省を控え、帰省する場合は、連休前に3回目のワクチン接種を済ませるよう呼びかけています。