中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は3日午前0時までに新たに2万2907人が確認され、これまででもっとも多くなりました。 
このうち国内での感染は2万2773人で、残りの134人は海外からの入国者でした。
1日の新たな感染者数は、先月26日に初めて1万人を超えて以降、わずか1週間で2万人を超え、2日連続で2万人台となっています。
新たな変異株の「オミクロン株」はデルタ株より感染力が強いとされることから、感染者数は来週には5万人、2月末には20万人にまで急激に増えるという見方が出ています。
死者は、25人増えて合わせて6812人になりました。
自宅療養中の感染者は全国で9万7000人あまりで、重症患者向けの病床の使用率は16%となり、まだ余裕があります。
一方、軽い症状の感染者が増えていることから、3日からは、国の選別診療所でのPCR検査を重症化リスクの高い人を中心に行い、そのほかの人は迅速抗原検査を先に行うようにしました。
政府は、6日までとなっている感染対策「社会的距離の確保」のレベルを調整するかどうか、議論し、今週中に新たな案をまとめる方針です。