中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は、4日午前0時までに新たに2万7443人が確認され、これまでで最も多くなりました。
1日の新たな感染者数は前日より4536人増え、3日連続で2万人を超えています。
重症患者は17人減って257人で、亡くなった人は24人増えて合わせて6836人となり、致命率は0. 73％となりました。
全国で自宅療養中の患者は、10万4857人となっています。
3回目の接種を済ませた人は53.8％となっています。
韓国では、人の移動と対面接触が多かったソルナル＝旧正月の連休が終わり、感染者数がさらに増加する可能性があります。
こうしたことから、韓国政府は4日、新型コロナウイルス防疫強化措置を2週間延長すると発表しました。
飲食店の営業時間を午後9時までにする制限や、私的な集まりの人数を6人までとする措置は継続されることになりました。
金富謙（キム・ブギョム）国務総理は4日の会議で、「防疫措置を一部強化すべきという意見もあったが、変異株オミクロン株の拡大速度を抑えることが第一と判断した」と説明しました。
政府はまた、7日から飲み薬の処方対象を現行の60歳以上から50歳以上に拡大する方針も明らかにしました。
在宅治療については、オミクロン株の拡大に対応し、体制を補完していくとしています。