韓国では、新型コロナウイルスの新規感染者が４日連続で３万人台を記録しました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナの感染者は８日午前0時までに、新たに３万6719人が確認されました。
重症患者は268人で11日間200人台となっており、死者は36人増えて合わせて6922人となりました。
３回目のワクチン接種率は総人口の55.4％で、60歳以上で86.4％、18歳以上で64.1％となっています。
一方、オミクロン株の感染拡大が続くなか、60歳以上と18歳以下での感染者が持続的に増加しています。
防疫当局によりますと、先月30日から今月５日までの１週間、60歳以上の感染者は１万4529人でした。前の週は6656人、その前の週は3423人だったことから、急増ぶりがうかがえます。
また、18歳以下の感染者も４万766人と、前の週の２万2317人に比べて培近く増えています。
防疫当局は「60歳以上の３回目接種の時期を考慮すれば、来月以降に予防効果が減少する可能性があり、注意が必要だ」として、高齢者での重症患者の増加に懸念を示しています。