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国際

「韓服は明白な韓国固有の文化」 中国、外交ルートで釈明

Write: 2022-02-09 10:25:19Update: 2022-02-09 11:05:58

「韓服は明白な韓国固有の文化」 中国、外交ルートで釈明

Photo : YONHAP News

北京冬季オリンピックの開幕式で、韓国の伝統衣装「韓服」を着た女性が「中国少数民族」として登場したことについて、中国側が「開幕式の演出の内容は、いわゆる文化の源流とは全く関係がない」とする立場を韓国側に伝えたことが明らかになりました。
外交部当局者は8日、メディアに対し、韓国の外交当局が今回の問題と関連した韓国国内の関心と懸念を伝えたところ、中国側が「韓国国内の世論の動向を把握している」と話したと明らかにしました。
中国側は、開幕式での演出は朝鮮族など中国の様々な少数民族がそれぞれの伝統衣装を着用したものであるため、韓国が懸念する必要はないと説明したということです。
また、韓服が韓国固有の文化であるという明白な事実に変わりはないとする反応も見せたと伝えられています。
どのようなルートで韓国の立場を伝えたのかという質問に対して外交部当局者は、「様々な適切なルートを通じて多方面で話し合っている」と答えました。
これを前に、今回のオリンピックに韓国政府代表団の団長として開幕式に出席した朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長も中国の全国人民代表大会常務委員長との会談で、韓服と関連して韓国で巻き起こっている議論と懸念に対する立場を表明したと伝えられていますが、これとは別の外交ルートでも韓国の立場を伝えたものとみられます。
外交部の報道官も9日の定例記者会見で、キムチ、韓服、テコンドーなど中国が韓国の文化を自国のものと主張するいわゆる「文化工程」に対して外交部が消極的に対応しているとの指摘について、「消極的に対応していない」と反論しました。
また、「今年は韓中国交正常化30周年と韓中文化交流の年だ」とし、「両国は固有文化に対する相互尊重をもとに、様々な文化交流の活性化と両国民の理解を高めるための取り組みを続けていく」と強調しました。
4日に開催された北京冬季オリンピックの開幕式で、56の民族代表などが中国の国旗を手渡しで運ぶパフォーマンスが行われましたが、韓服を着た女性が朝鮮族代表として登場し、韓国で批判の声が高まっています。
こうした韓国の反応について、中国が韓国固有の文化を自国のものと主張する問題が相次いでいるため、韓国国民の反中感情が高まっていることも影響したとの分析も出ています。

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