中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は9日午前0時までに、新たに4万9567人が確認されました。
新たな感染者は、前の日よりも1万2848人増えて、5万人に達する勢いとなっています。
感染力が高いオミクロン株が優勢となって支配的な変異株となったため、新たな感染者は今後さらに増加するものとみられます。
重症患者は285人で12日間200人台となっていますが、重症患者向けの病床稼働率は18.5%で安定的な状態を維持しています。
全国で自宅療養中の患者は16万8020人で、そのおよそ半分が首都圏に集中しているということです。
政府は、重症化リスクが高いグループへの治療を集中的に行うため、10日から60歳以上など「集中管理グループ」に対しては健康モニタリングを実施する一方で、「一般管理グループ」は自ら体の調子を点検する方向に在宅治療体系をシフトすることにしました。
死者は21人増えて合わせて6943人、致命率は0.61%となりました。
新型コロナのワクチン接種を完了した人は86%、3回目の接種まで済ませた人は55.7%となっています。