ソウル市は、高齢者など交通弱者の利便性向上のため、2025年までに、市内のすべての地下鉄駅にエレベーターを設置するほか、すべての路線バスを低床バスに入れ替えるなど、公共交通の利用環境改善を進めることになりました。
ソウル市によりますと、地下鉄については、市内の326か所あるすべての駅に少なくとも1基のエレベーターを設置するほか、エスカレーターも増設します。
現時点で、交通弱者が地上からエレベーターなどを利用してスムーズにプラットフォームまで移動できる駅は、全体の93.6%の305か所となっています。
また路線バスについては、2025年までにすべてのバスを低床バスに入れ替え、交通弱者が乗り降りしやすくします。
段階的に低床バスを増やし、2025年までに一般の路線バス6564台とコミュニティバス235台すべてをそれぞれ低床バスに入れ替えるということです。
ただ、広域路線バスや狭い道路で低床バスの運行が難しい路線は除きます。
さらに障がい者タクシーの運転士を100人増やし、待ち時間を25分ほど縮める方針です。