中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は10日午前0時までに新たに5万4122人が確認され、初めて5万人を超えました。
1日の新たな感染者数は、前の日より4555人多く、1週間前に比べると2倍を上回っています。
感染力が強いとされる新たな変異株「オミクロン株」が急速に拡大するなか、旧正月の連休で人の移動が増えたことがさらなる感染拡大につながったとみられます。
国家数理科学研究所は、来月初めには1日の新たな感染者数が最大で36万人に上るという見通しを示しています。
死者は20人増えて合わせて6963人になり、韓国の致死率は0.59%になりました。
全国の重症患者向けの病床の使用率は9日午後5時の時点でおよそ19%となっています。
新型コロナワクチンの3回目の追加接種まで終えた人は総人口の56.0%です。
政府は重症化リスクの高い人の治療に集中するため、10日から、症状の軽い患者や症状のない患者のうち、50代の基礎疾患者や60歳以上の感染者に対しては健康モニタリングを行いますが、そのほかの感染者に対しては、自ら体調を管理する「在宅治療体系」に切り替えました。