アメリカのバイオ企業ノババックス社が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、新型コロナ予防接種対応推進団が詳しい接種計画を発表しました。
ノババックス製新型コロナワクチンは10日、委託生産を行っている韓国の製薬会社SKバイオサイエンスの安東(アンドン)工場から55万1000回分が出荷されました。
このワクチンは、ファイザー製ともアストラゼネカ製とも異なる「組み換えたんぱくワクチン」と呼ばれるタイプで、相対的に副反応の症状が軽く、輸送や管理がしやすいメリットがあります。
3週間の間隔をあけて2回接種します。新型コロナ予防接種対応推進団によりますと、まず、ノババックス製のワクチンは今月14日から、18歳以上の成人でまだワクチンを接種していない人を対象に1回目と2回目の接種が行われます。
また重症化リスクの高い患者なども対象となります。
一般の人は、キャンセル待ちの登録をしておけば、急な予約のキャンセルなどで余ったワクチンの接種が受けられます。
1回目と2回目の接種では、原則として同じワクチンを接種するようにしていますが、医師が異なるワクチンの接種が必要と判断した場合は、例外的にノババックス製のワクチンの接種が受けられます。
ノババックス製のワクチンは11日にさらに29万4000回分が出荷される予定です。