中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は14日午前0時までに、新たに5万4619人が確認され、5日連続で5万人台となっています。
亡くなった人は21人増え、致命率は0.51％となりました
感染者の増加に伴って重症患者も増加傾向にあり、重症患者数は18人増えて306人となり、17日ぶりに300人を上回りました。
感染者のうち60歳以上の高齢者の割合は、1月の第4週は8%でしたが、2月の第2週には11.7%に増えています。
政府は、高齢の感染者の増加が重症患者の増加につながる可能性を憂慮し、14日から全国の高齢者向け余暇福祉施設の対面プログラムの運営を中止する措置を取りました。
政府はまた、重症化のリスクが高い人を対象に今月末から新型コロナワクチンの4回目の接種を実施することを決めました。
中央災害安全対策本部の権徳喆（クォン・ドクチョル）第1次長は14日、対策本部の会議で、「60歳以上の感染確認が再び増えているため、免疫が低下している人や療養型病院の入院者、療養施設の入居者を対象に、2月末からワクチンの4回目接種を実施する計画だ」と明らかにしました。
一方、韓国では、アメリカのバイオ医薬品メーカー「ノババックス」が開発したワクチンの接種が14日から始まります。
防疫当局はノババックスのワクチンはオミクロン株の予防効果が高いとされることから、まだワクチンを打っていない人による接種が進むと期待しています。