拘置所など全国の矯正施設で新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が急激に広がっていることを受けて、法務部が3月1日の独立運動記念日に合わせて1000人あまりの受刑者を仮釈放することになりました。
法務部が16日、発表したところによりますと、独立運動記念日に合わせて、今月18日午前10時に模範囚など合わせて1031人を仮釈放するということです。
続いて今月28日にも仮釈放を行う予定ですが、その規模はまだ決まっていないということです。
法務部は今回の仮釈放について、拘置所など、全国の矯正施設で「オミクロン株」が急激に広がっていることから、矯正施設の過密状態を解消するためだと説明しています。
対象となるのは、模範囚で、高齢であったり、基礎疾患があったりするなど、感染リスクの高い受刑者が多数含まれたということです。
また法務部は、ソウル東部拘置所で発生したクラスターに対応するため、拘置所内に臨時の収容施設を設けることにしました。
ソウル東部拘置所では16日までに、受刑者397人と職員17人の合わせて414人の感染が確認されています。