新型コロナウイルスの感染者は2日午前0時までに新たに21万9241人が確認され、初めて20万人を超えました。
このうち、国内での感染者は21万9173人で、残りの68人は海外からの入国者でした。
先週の水曜日に比べると、およそ4万7000人増えました。
死者は96人増えて8266人、致死率は0.24%となりました。
重症患者も35人増えて762人となり、3日連続で700人台となっています。
新型コロナのワクチン接種を終えた人は総人口の86.5%、3回目の追加接種まで終えた人は61.4%です。
防疫当局は、様々な研究機関の予測値を踏まえ、大統領選挙の投票日の9日の新たな感染者が23万人以上発生すると予想していましたが、すでにこの数値に迫っており、予想よりも流行の規模が大きくなるとの見方が出ています。
こうした中、飲食店やカフェなど11種類の施設について、ワクチンの接種を完了していることやPCR検査で陰性だったことを証明する「防疫パス」の提示義務が1日から一時停止となったほか、在宅治療患者と同居する家族に対する隔離義務が解除されるなど防疫措置が緩和されたうえ、2日からは小・中・高校の登校授業が始まり、感染者数の増加につながるとの懸念が高まっています。
新学期が始まった2日、ほとんどの学校が登校授業を行っています。生徒たちには週2回分の迅速抗原検査キットが配られ、キットの使用法や新学期の学校運営などを説明したうえで下校させるということです。
一方、今回の大統領選挙では、新型コロナの感染者も投票できます。
感染者や隔離対象となっている有権者は、事前投票の5日は午後5時から投票目的で外出でき、選挙当日は午後6時から7時30分まで住所地の投票所で投票できます。感染者は投票所で身分証明書と、防疫当局から送られた外出案内メールや陽性・隔離に関する通知メールなどを投票所スタッフに提示し、別途設けられた臨時投票所で投票できるということです。