中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は3日午前0時までに新たに19万8803人が確認されました。
重症患者数は766人で、4日連続で700人台となっています。
亡くなった人は128人増え、合わせて8349人になりました。
1日の死者128人は、これまででもっとも多いものです。
一方、政府は感染対策の「社会的距離の確保」について、現行の「私的な集まりの人数制限は6人まで、営業時間制限は午後10時まで」としている規制を、「8人まで、午後11時まで」に緩和する方向で検討を進めています。
現行の感染対策は13日まで適用されますが、次の対策は4日に開かれる中央災害安全対策本部の会議で最終的に決定され、発表されるものとみられます。
政府が新型コロナワクチンの接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」を廃止したのに続いて、「社会的距離の確保」の緩和に踏み切るのは、オミクロン株の感染拡大のスピードが遅くなったという判断からです。
オミクロン株の致死率が低いことを考慮すると、現行の感染対策は、「感染者の増加を抑える」というプラス効果より、「自営業者の経済的被害」というマイナス効果のほうが大きいとされます。
政府は、早ければ来週にもオミクロン株の流行がピークを迎え、減少に転じるという見方を示しました。