文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、大規模な山火事で被害を受けた韓国東部の慶尚北道(キョンサンプクト)蔚珍(ウルジン)郡と江原道(カンウォンド)三陟(サムチョク)市を特別災害地域に指定しました。
特別災害地域に指定されると、国が被災地域に対する調査を行ったうえで復旧計画を立て、復旧費などを支援します。
また被災者には、健康保険料や通信料、電気・ガス料金などの減免措置も適用されます。
文大統領は6日、被災地を訪問し、被害状況などに関する報告を受けたほか、被災者に対して政府レベルでの支援を約束しました。
4日午前11時過ぎに蔚珍郡で始まった山火事は、強風にあおられて近くにあるハンウル原子力発電所2号機と3号機近くの山、さらには江原道三陟市の液化天然ガス(LNG)のプラント近くにまで燃え広がりました。
防災当局によりますと、火災の規模は6日午前11時までに1万4222ヘクタールに及び、韓国の山火事としてはここ10年で最も大きい規模だということです。