ロシアによるウクライナ侵攻を背景に、原油価格が高騰するなか、全国のガソリン平均価格が1リットルあたり2000ウォンを超えました。 
韓国石油公社の石油価格情報サイトによりますと、全国のガソリン平均価格は16日、1リットルあたり2004.22ウォンとなったということです。
全国のガソリン平均価格が2000ウォンを超えたのは、2012年10月以来、9年5か月ぶりです。
全国の軽油平均価格も高騰を続け、1リットルあたり1917.89ウォンとなり、ソウルの平均は2019.30ウォンとなりました。
ガソリン価格の上昇は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で原油価格が高止まりしていることが背景にあります。
実際に、韓国のガソリン価格の基準となるドバイ原油は今月9日、1バレル＝127ドルまで高騰し、このところ下落傾向に転じています。
国際原油価格は通常、数週間遅れて国内価格に反映されることから、国内のガソリン価格の上昇は当面続くとみられます。 
このため政府は、ガソリンと軽油、ブタンを主成分とする液化石油ガスに課される「油類税」の引き下げ幅を拡大する案などを検討しています。