中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は17日午前0時までに新たに62万1328人が確認されました。
1週間前の32万7549人に比べると、2倍近く増えた人数です。
死者は429人増えて、合わせて1万1481人になりました。
1日の新たな感染者数が60万人を超えたことから、新型コロナのオミクロン株の流行はピークに達したとされています。
政府は、「オミクロン株の致死率は、季節性インフルエンザの水準に下がった」として、現在もっとも高く指定されている新型コロナウイルス感染症の指定感染症の等級について、引き下げに向けた検討を始める方針を明らかにしました。
現在、新型コロナ感染症は、感染症の等級がもっとも高く指定されているため、感染が確認されれば、ただちに保健当局に届け出なければなりません。
等級が引き下げられれば、届け出の義務だけでなく、治療費の支援などにも変化が生じる可能性があります。
政府は、オミクロン株の流行のリスク評価とともに防疫システムの再編も検討するとしています。
一方、政府の感染対策「社会的距離の確保」の適用期限が今月20日までとなることから、政府は新たな対策についての検討に入りました。
医療システムがカバーできる範囲内で、対策を緩和する方針を示してきただけに、私的な集まりの人数制限や営業時間制限などが緩和されるという見方が出ています。
新たな対策は18日にも発表される見通しです。