尹錫悦（ユン・ソンニョル）次期大統領について、国政遂行への期待を示す世論調査の数値が下がったことが21日、わかりました。
世論調査会社「リアルメーター」が14日から18日にかけて全国18歳以上のおよそ2500人を対象に行った世論調査によりますと、尹錫悦次期大統領の国政遂行について「うまくできると思う」と答えた人は49.2％でした。
これは先週の調査に比べて3.5ポイント少なくなっています。
「うまくできないと思う」と答えた人は45.6%で、先週に比べて4.4ポイント上昇し、「よくわからない」は5.1%でした。
年齢別では60代以上を除くすべての年代で、「うまくできないと思う」が「うまくできると思う」を上回っていました。
一方、任期およそ50日を残す文大統領の国政遂行に対する支持率は42.7%で、先週の調査に比べて4.6ポイント上昇しました。
リアルメーターの調査で、文大統領の支持率は今年に入ってから40％台を維持し、大統領選で与党候補が負けたあと30％台に下がりましたが、それから１週間で40％台を回復しました。否定的な評価は54.2％で、先週に比べて4.6ポイント下がっています。
次期大統領を選ぶ選挙が終わった時点で、文大統領の支持率は40％を超えており、歴代大統領のなかで最も高くなっています。
前向きに評価する理由としては「外交、国際関係」をあげた人が最も多く、次いで「新型コロナへの対応」の順となっています。