1日の新たな感染者が49万人あまりを記録し、これまでで2番目に多い規模となりました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は23日午前０時までに新たに49万881人が確認されました。
このうち、国内での感染は49万839人で、のこりの42人は海外からの入国者でした。
また、国内での感染は、累積で1042万7247人となり、1000万人を突破しました。
死者は前の日より291人増えて累積で1万3432人、致死率は0.13%となっています。重症患者は前の日より20人減って1084人です。
最近韓国では、新型コロナによる死者が増え続けていて、世界でも1位から3位となっています。
国際統計サイト「アワーワールドインデータ」によりますと、韓国の新型コロナによる1日の死者は、今月19日に327人、20日に329人となり、ロシアに次いで2位でした。
1日の新たな感染者も今月初めに1位を記録して以降、1位と2位を維持しています。
毎日世界の感染者のおよそ23％が韓国で発生していて、3月に入って21日中19日間、韓国が新たな感染者数で1位となりました。
政府は、今後の1～2週間が新型コロナの危機を克服するターニングポイントになると見ています。
金富謙（キム・ブギョム）国務総理は23日に開かれた中央災害安全対策本部の会議で、「これまで準備してきたように、この時間をしっかり乗り切ることができたら、流行の減少傾向を1日でも早め、犠牲を最小限に抑えられると確信している」と述べました。
一方、食品医薬品安全処は、アメリカの製薬会社MSD＝メルク・アンド・カンパニーの新型コロナウイルスの飲み薬「ラゲブリオカプセル」について、緊急使用を承認することにしたと23日、明らかにしました。
ラゲブリオカプセルは、韓国に導入される2番目の新型コロナの飲み薬で、投与の対象は、重症化リスクが高い軽症、または中等症の成人患者だということです。