5歳から11歳までの子どもを対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種の受付が24日から始まりましたが、保護者のおよそ60%は、子どもに接種を受けさせたくないと考えていることが調査でわかりました。
新型コロナ予防接種対応推進団が全国の小学生の保護者35万9110人を対象に子どもへのワクチン接種の意向調査を行った結果を24日、発表しました。
それによりますと、「接種させる意向はあるが、もう少し状況を見守りたい」と答えた人は全体の29.1%、「接種させる意向があり、なるべく早く接種させたい」は全体の7%と、前向きな回答は合わせて36.1%にとどまりました。
これに対して、「接種させる意向はないが、もう少し状況を見守りたい」は23.5%、「接種させる意向はなく、子どもには接種させない」は37%と、否定的な回答は合わせて60.5%に上りました。
新型コロナ予防接種対応推進団は、「新型コロナの感染状況や、ワクチンの安全性などに関する客観的な情報を提供することが、保護者の接種の決定に大きな影響を与えるだろう」と話しています。
5歳から11歳までの子どもへのコロナワクチンの接種は今月31日から始まります。