IMF=国際通貨基金は、ことしの韓国経済の成長率の見通しを3%に据え置き、年間の物価上昇率の見通しは0.9ポイント引き上げ、3.1%としました。
IMF加盟国は毎年、経済状況を点検する年次総会を行っていて、ことしは1月11日から25日まで、企画財政部や韓国銀行、金融委員会、金融監督院など関係機関の面談が行われました。
IMFはまず、新型コロナウイルスのオミクロン株によりことし第1四半期の成長は一時鈍化する可能性はあるものの、補正予算などに後押しされて、ことしの成長率は3%になるだろうと見通しました。来年の成長率は、1月の見通しより0.1ポイント引き下げた2.8%としました。
IMFは、韓国の輸出は技術分野を中心に堅調であるだろうとしたほか、投資はサプライチェーンのボトルネックの解消により、第2四半期以降増加するだろうとしています。
ただ、ことしの物価上昇率は、去年10月の2.2%から3.1%へと0.9ポイント引き上げました。
ことし初めに物価の上昇を記録したあと、政策金利の引き上げやエネルギー価格の安定、サプライチェーンの回復などによってやや低下するものと、IMFは予想しています。来年の物価上昇率の見通しは2.1%です。
対外的には、経常収支の黒字が一部縮小すると見通しました。
IMFは「韓国は新型コロナを上手く乗り越えたが、部門ごとの回復に差がある」と評価しました。
企画財政部は、「ウクライナ情勢やオミクロン株の感染拡大、主要国の通貨政策の正常化による物価上昇などが重なるなか、景気の回復と安定に向けて市場の状況を見守り、柔軟に対応する計画だ」と明らかにしました。