NATO=北大西洋条約機構は、来月6日と7日にベルギー・ブリュッセルの本部で外相会合を開き、このうち7日の会合には韓国や日本などの外相も招待して開かれることになりました。
NATOが現地時間の29日、発表したところによりますと、来月6日と7日にベルギー・ブリュッセルの本部で対面での外相会合を開き、7日の会合には韓国や日本、オーストラリア、ニュージーランド、ウクライナ、フィンランド、スウェーデン、ジョージア、EU=ヨーロッパ連合を招待するということです。
一部はテレビ会議方式で参加するとみられます。
NATOのストルテンベルグ事務総長は今月14日の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官との電話会談で、鄭長官をこの会議に招待しています。
韓国は2006年にNATOのグローバルパートナー国となり、韓・NATO個別パートナーシップ協力計画(IPCP)にもとづいて、サイバーセキュリティ、核不拡散、対テロなど多様な分野で協力を続けています。
今回の外相会合では、先月始まったロシアによるウクライナへの侵攻に対応した制裁や、ウクライナへの支援策などが議論される見通しです。
ウクライナ情勢をめぐっては、ロシアとウクライナが、トルコのイスタンブールで現地時間の29日、対面形式の停戦交渉を行い、そのなかでウクライナが新たな多国間安全保障の枠組みと引き換えに中立化に応じることを提案したのに対して、ロシアが首都キーウなど一部の地域で軍事攻撃を「劇的に減らす」と述べ、事態の緩和に進むかに見えました。
しかし、その後もロシアは軍事活動を続けていて、ウクライナ情勢は新たな局面を迎えています。