文在寅（ムン・ジェイン）大統領が任期中最後に行った保有資産の申告で、去年より1億1000万ウォン多い21億9000万ウォンの資産を申告したことがわかりました。 
政府公職者倫理委員会が31日、公職者が定期的に申告する資産変動の内訳を公開したところによりますと、文大統領の保有資産は、去年より1億1000万ウォン多い21億9000万ウォンでした。
また大統領府青瓦台は文大統領の5年間の在任期間中の総収入と支出などを公開しました。
文大統領の総収入は19億8000万ウォン、支出は税金を含めて16億8000万ウォンで、5年間で資産は3億ウォン増えました。
文大統領が金融機関などから受けた融資は、1億9200万ウォンから16億8100万ウォンに増えましたが、大統領府青瓦台によりますと、これは退任後に住む慶尚南道（キョンサンナムド）梁山（ヤンサン）の私邸の新築のため借りたもので、最近、旧私邸が売却され、債務は返済したということです。
一方、青瓦台の秘書官級以上の高官の平均資産は19億1700万ウォンで、国会議員の平均資産は31億5000万ウォンでした。
資産変動の内訳公開の対象となる政府の高官級公職者1900人あまりの平均資産は16億2000万ウォンあまりでした。
高官級公職者1900人あまりのうち、80％が去年より資産が増えましたが、これは不動産価格の上昇などが影響したものとみられます。