新型コロナウイルスの感染者は31日午前0時までに新たに32万743人が確認され、前日の42万人から10万人あまり減りました。 
政府は、ことし1月上旬から急激に広がったオミクロン株の感染が、11週ぶりにピークを過ぎて緩やかに減少する傾向にあると判断しています。
ただ、重症患者数や死者数はまだ増加傾向にあります。
WHO＝世界保健機関が集計したここ1週間の国別の感染者数によりますと、韓国は世界でもっとも多く、4週連続で首位となっています。
しかし、人口100万人あたりの累計死者数は300人ほどで、アメリカの10分の1の水準となっています。
重症患者数は1315人で、これまででもっとも多くなりました。
新たな死者数は375人で、韓国の致死率は0.12%となっています。
一方、31日から、5歳から11歳までの子どもを対象とした新型コロナワクチンの接種が始まりました。
対象となるのは314万7000人あまりで、このうちの1.3％の4万人あまりが予約を済ませました。
新型コロナワクチンの2回目の接種まで完了した人は、総人口の86.7%で、3回目の追加接種を終えた人は、総人口の63.8%となっています。
政府は31日、日常回復支援委員会の会議を開き、政府の感染対策「社会的距離の確保」の緩和策について議論し、翌日の1日に、来週から適用する新たな対策を発表する方針です。