ことし6月の地方選挙に向けて、前の経済副総理で新党「新しい波」の金東ヨン(キム・ドンヨン)代表と最大野党「国民の力」の劉承旼(ユ・スンミン)前議員が31日、京畿道(キョンギド)知事に立候補する意向を表明しました。
このうち金氏は31日に会見し、「京畿道の未来ビジョンを実現する政策を訴え道民の選択を受ける」として、立候補する意向を表明しました。
金氏は、先の大統領選挙にも出馬し、途中で撤退しています。
「新しい波」は近く与党「共に民主党」と統合する予定で、金代表は「共に民主党」の公認候補選びでほかの立候補者と競うことになります。
「共に民主党」の公認候補選びは、党員投票50%、一般国民投票50%の割合で決まるため、金代表としては不利な立場となりそうです。
一方、最大野党「国民の力」からは、大統領選挙にも出馬した劉承旼(ユ・スンミン)前議員が立候補を決めました。
劉氏は31日、会見を開き、出馬を決めた背景や覚悟について語る予定です。
劉氏は、大統領選挙の候補者選びで敗北したあと、政界からの引退を考えていましたが、最近、支持者や側近らから京畿道知事選に立候補するよう勧められ、熟慮を重ねた末、出馬する意向を固めたということです。
京畿道知事には、これまで「国民の力」から沈在哲(シム・ジェチョル)前議員、咸珍圭(ハム・ジンギュ)前議員がそれぞれ立候補する意向を表明しています。