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国際

ウトロ地区 「平和祈念館」が30日に開館

Write: 2022-04-06 13:19:23Update: 2022-04-06 15:31:53

ウトロ地区 「平和祈念館」が30日に開館

Photo : YONHAP News

韓国政府が3.1独立運動と大韓民国臨時政府樹立から100周年を記念して、京都府宇治市のウトロ地区に建設を進めた「ウトロ平和祈念館」が今月30日、開館します。 
財団法人「ウトロ民間基金財団」が5日、発表したところによりますと、「ウトロ平和祈念館」が今月30日、開館し、ウトロ地区の歴史だけでなく、在日韓国人の歴史を伝えるほか、記念館を地域住民と交流する場として活用し、平和の象徴になるよう努めるということです。
展示館の観覧は、コロナ禍で、しばらく予約制で運営するということです。
「ウトロ平和祈念館」は、韓国政府が費用を支援して京都府宇治市伊勢田町に延べ面積450平方メートル、地上3階建てで建てられました。
1階には住民の交流や教育、文化講座を開くための多目的ホールが、2階には常設展示館が、3階には特別展示館と、強制動員に関する資料やウトロ地区の住民に関する資料などを保管する資料室が設けられます。
ウトロ地区は1941年、京都飛行場建設に伴って朝鮮出身の労働者らが住み始めたエリアです。
土地を所有する日本企業が1989年、住民に立ち退きを求めて地方裁判所に提訴し、2000年の最高裁判所からの立ち退き命令を受けて2004年、土地を購入した所有者が、住民の強制退去を進めたため、世の中に知られました。
1989年、日本人による「ウトロを守る会」が発足し、これが韓国にも伝えられ、韓国では「ウトロ国際対策会議」が結成されました。
その後、韓日の市民団体や韓国政府の支援金などで土地の一部が取得され、立ち退きを求められた住民を入居させることを前提条件に日本政府の再開発が進められ、2018年、市営住宅の1期棟が完成し、一部の住民が入居しました。
ことしから2期棟の工事が始まり、来年にはのこりの住民全員が入居することになります。

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