新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けて自宅療養中の感染者でも6日からは、直接薬局に行って薬をもらうことができるようになりました。
中央災害安全対策本部は6日の会議で、「自宅療養中における医薬品の対面処方と調剤の実施方法」について議論し、自宅療養中の感染者でも、直接薬局に行って薬をもらうことができるようにする方針を決めました。
これまでは、原則、自宅療養中の感染者は、電話で非対面診療を受けたあと、処方された医薬品は家族や知人などの代理人が受け取って、本人に届けるようにしていました。
しかし、最近自宅療養中の感染者の対面診療が大幅に増えたことから、本人が直接医薬品を受け取れるように認めることになりました。
中央災害安全対策本部はこの背景について、「専門家用の迅速抗原検査で陽性判定を受けた人も感染者とみなすことにしたほか、自宅療養中の感染者の対面診療も大幅に増えたことから、医薬品の対面受領への需要も高まっている」と説明しています。
感染者は非対面診療または対面診療を受けたあと、医療機関が発行する処方箋をもらって、薬局に提出し、薬局は薬を調剤し、感染者に対して書面または口頭で服薬指導をして、薬を手渡すことになります。