アメリカのバイデン大統領の初めての日本訪問について、調整されていた今月末の実現が難しくなり、日本政府が日程を再調整することになりました。
共同通信が6日、複数の外交筋の話として報じたところによりますと、バイデン大統領がウクライナ危機への対応に追われ、日程確保が困難になったため、日本政府は今月末の日程で調整されていたバイデン大統領の日本訪問を断念したということです。
バイデン大統領の日本訪問に合わせて東京での開催を見込んでいた、アメリカ、日本、オーストラリア、インドの4か国の枠組み「クアッド(QUAD)」首脳会談も先送りとなります。
日本は来月後半を軸に「クアッド」首脳会談を東京で開催する方向で、各国政府と再調整します。
しかし、オーストラリアでは来月までに総選挙が予定されていて、日程はなお流動的です。
アメリカ側はバイデン大統領の日本訪問の時期を初めから来月後半と提案していたとされます。
一方、共同通信は、バイデン大統領が日本訪問に合わせて韓国を訪れる可能性があると伝えました。
これが実現すれば、来月10日に就任する尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領とバイデン大統領の初めての首脳会談が開かれることになります。